【書評】シン・サラリーマン サラタメ氏
「シン・サラリーマン」(サラタメ著)の書籍を読みました。
そこでは、単に流行になっているFIREを目指しただけの内容ではなく、サラリーマンとしての働くことから得られるポータブルスキル獲得の重要性などを示しており、両立プラス多少の資産形成をすることの重要性を説明していることに、腑に落ちたことでした。
このブログから得られる学び・情報
①会社員で働くことの重要性を整理・再認識することができる
②一つの会社に拘らずに、転職や副業の重要性を理解できる
③安定重視の運用方法を取得できる(特に投資経験の乏しい方には、効果が高いです)
①
サラリーマンで習得すべきスキル、そのスキルの獲得方法等を簡単に網羅できる内容と会っております。それは、本の目次タイトル名
私もポータブルスキルを学ぶべきだと考えており、非常に同感しております。
若くFIREをいかにするかが一つの指針となっているようですが、FIREしても、人生のビジョンや指針がないと、自分がやりたいことやスキルを獲得する機会が見えないまま過ごすのは非常にもったいないと思います。
それは、人生100年時代であり、単純に寿命が延びている点から、金融資産が十分でも単に生きるためだけとなり、人との交流、やりがい等が必要だと思っているからです。
そして、そして・・・転職の有用性を強調されており、転職しなくとも転職エージェントと相談することは、無料で下記の内容を確認できるメリットがあり、
・人材価値
・スキルの棚卸
・今後のスキル取得の方向性
②
①と反しますが、だからと言って会社員ですべてを捧げるのは、どうかという考え方であります。
それは、製品サイクルの短命化や変化が激しい時代であることなどから、人の平均寿命より会社の平均寿命が短く、そして、今後ますます加速していく傾向だからです。
そのため、①の通り会社で働くことのスキル獲得以外にも、会社以外でも稼げるスキルを身に着けることにより、リスクヘッジと自分がやりたいこと(会社では自由裁量に限界がある)ができ、人生を謳歌できるものと考えます。
③
毎月の定期積立インデックスファンド投資、生命保険等には加入しない、自宅の購入より賃貸を進めております。ダメな投資例として、FXワンルームは、基本やらないスタンスをお勧めしております。
そして、投資や運用の経験に乏しい方には、年月をかけて安定して資産を増やすべきだと考えます(複利の力の活用)。
私も概ね賛成でありますが・・・・
私の意見として、中級者以上を目指す方(もっとマネーリテラシーを獲得したい方)であれば、株式投資や不動産投資については勉強していけば、上記の安定運用にプラスされ、もっと効果的に資産拡大が図れるものと考えます。
結論:
人的資本・金融資本などの考え方や獲得方法が網羅しており、サラリーマンでやるべきこと、それ以外にも副業としてやるべきことが、明確になります。