【書評】遺伝子『NHKスペシャル「人体」取材班、2019年9月』
お勧めしたい書籍の一つです。
遺伝子に関して、大変価値があり考えされる本でした。
私の全くの専門外ですが、多くのNHKスタッフや専門家により、教授等への取材や実証実験がされており、大変価値がある本でした。お勧めしたい書籍の一つです。
遺伝子がOFFかONどちらになっているかの違い
本を読むと、芸能人(タモリさん、鈴木亮平さんなど)や山中伸弥さんを2017年9月、続編として2019年5月にNHKシリーズとしてテレビ番組で放送された内容を書籍化しているものだとわかりました。
私たちは、タバコを吸うと病気やがんになりやすいと考えておりますが、タバコを吸わない人でもがんになり早くに死んでしまわれる人がいます。タバコを毎日2箱吸い続けている人が110歳近く生き続けている人がいるなど、タバコが体に悪いのにもかかわらず、肺がん等の病気にならず長生きしている実例がだされ、。
それは、どんな遺伝子を持っているか、もっと言うとがんを抑えるための遺伝子にスイッチがONされているかが最近の研究でわかってきました。
遺伝子がOFFかONどちらになっているかの違いがあると説明されています。
食事や運動によりDNAのスイッチを切り替えることができる
ここで重要なことは、従来まで遺伝子は、生まれた後変更や書き換えできないと考えられていましたが、最近の調査により食事や運動によりDNAのスイッチを切り替えることができるということでした。
3か月間運動を実施した分析結果から、運動能力の遺伝子が変化していることはもちろん、糖尿病や心筋梗塞やがんの様々な病気の予防するスイッチも変化しているとのことでした。
それは、私たちの体が環境の変化にさらされると、その環境に応じて変化・適用するDNA機能が備わっております。さらに、さらに、自分だけでなく、子供や孫の運命まで替える可能性があるとのことでした。それは、親が食事や運動により経験したものが精子のDNAスイッチを介して受け継がれるというのです!!
つまり、本人の努力次第で病気になりずらい遺伝子を変え、子や孫まで継承できるかもしれないとのことでした。
ポーカーのように良いカード(遺伝子)であったとしても、自分の頑張り次第で遺伝子のスイッチを変え、勝つことができるということです
この本は、俳優の鈴木さんのクローン顔やタバコを吸っても長生きするといった、自分の好奇心を強く書き出してくれた素晴らし書籍でした。このように膨大に調査した結果を1時間程度で知ることができることに感動しました。
そして、このNHK番組を生で見たかった・・・・・と本を読んでいる途中で思い、少し悔やみました・・・
ではでは