【書評】「会社員」として生きる(石川和男著)
【「会社員」として生きる】石川和男著を読んだ感想として、
(遅まきながらですが・・・💦)FIREすることに迷っている方に読んでもらいたい書籍です。
FIRE(早期リタイア)がブームとなっており、FIREの書籍が多い中、あえて逆行するタイトルでしたので、気になって読みました。
サラリーマンでいることのメリット・特徴・活用方法が書いており、FIREやサラリーマンのままの人生で良い方、迷っている方には、是非読んでください! FIREが必ずしも、良いとは言い切れません。
タイトルから、FIREのデメリットの内容があると思いきや、特にFIREについては直接書いておりませんでした。
会社員の7つのメリットを列挙しました
① 会社の信用を借りられる
② 安定収入を得られる
③ めったにクビにならない
④ めんどうなお金のことを勉強しなくていい
⑤ 自分の仕事に集中できる
⑥ お金をもらいながらいろいろ学べる
⑦ 失敗しても最終的な責任を負わない
やはり、サラリーマンの一番のメリットは、収入が安定していることだと思いました。
いざ、株式投資や事業がうまくいったためリタイアしたものの、不景気等の外部環境の影響を直に受け、後悔するケースがあるそうです。
そのため、本業以外で時間を作る大切さであり、その方策として定時で帰ることでした。
ライスワークとライフワークを分けることであり、本業以外で活躍できる場、稼げる場を模索することです。著者の石川氏は、本業以外に、大学非常勤講師や税理士業務やコンサルタント業などの複数の収入源を確保されております。
当然、ライフワークには、スポーツや読書等の趣味、家族との時間も含まれており、そこで楽しめるのなら、サラリーマンを続けた方が良いかと・・・
どうしてもという事情がない限り、一般の方は、サラリーマンを辞めないことを推奨しております。
その他、石川氏は、定時に帰るためライフワークを確保するための方策として、職場と仲良くならないことや2次回に出ないこと方等しないことなどが述べられており、その理由や例も掲載され、具体的であるため非常に読みやすいものでした。